ライカを持って旧街道を歩くサイト。現在は旧東海道を歩いており、江戸日本橋から41番目の宿場である宮宿に到着しました。ゴールの京三条大橋を目指し歩き続けます!

旧東海道踏破の旅【11日目〜20日目】静岡・興津宿から愛知・岡崎宿まで歩く

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目次

旧東海道踏破の旅 16日目

旧東海道踏破の旅の16日目は、約2週間後の5月17日。旧東海道の中でも一二を争う距離を誇る、見附宿から浜松宿までの1区間を歩いた。

見附宿-浜松宿

  • 出発日:2026年5月17日(日)
  • 時 間:9時01分から14時57分(5時間56分)
  • 距 離:17.83km
  • 高 度:137m
  • 天 気:晴れ
  • 気 温:22度
  • 湿 度:60%

天気は晴れ渡り、気温22度、湿度60%と過ごしやすい気候だったが、夏が近づいていることを感じる陽気で、歩き始めると汗ばむほどだった。

見附宿を出発し、府八幡宮や遠江国分寺跡、くろん坊様、宮之一の一里塚跡などを巡りながら天竜川へ。天竜川を渡ると、いよいよ浜松市に入り、金原明善翁生家や安間の一里塚跡、松並木などを訪ねながら浜松宿を目指す。

途中では名物浜松餃子と冷麗冷やし汁そばで昼食を取ったが、これが絶品だった。

再び街道歩き。アクトタワーが徐々に大きくなるにつれて、浜松の中心部へ近づいていることを実感した。

今回は約17.8km、5時間56分の長丁場。晴天の下、天竜川を越えて浜松宿まで歩き、静岡県内の旧東海道もいよいよ残りわずかとなった。

旧東海道踏破の旅 17日目

旧東海道踏破の旅の17日目は、6月10日の水曜日。有休の平日に、浜松宿から舞坂宿を経て新居宿までを歩いた。

浜松宿-舞坂宿

  • 出発日:2026年6月10日(水)
  • 時 間:7時58分から12時49分(4時間51分)
  • 距 離:15.13km
  • 高 度:77m
  • 天 気:晴れ
  • 気 温:20度
  • 湿 度:78%

曇りがちで気温20度、湿度78%と比較的過ごしやすい朝だったが、歩いていると太陽が顔を出し、汗ばむ陽気だった。

浜松宿を出発し、松尾神社や若林の一里塚跡、二ツ御堂などを巡りながら西へ進む。可美村記念碑やスズキ本社を通り、浜松領と堀江領の境を越えて舞坂宿を目指した。

道中では直線に整然と植えられた長池松並木を歩き、江戸時代から続く街道の風情を満喫。舞坂宿では東見附跡や一里塚跡、宮崎伝左衛門本陣跡を巡り、解体修理し往時の姿に戻された、素晴らしい茗荷屋脇本陣を見学した。

そして、最後は茗荷屋脇本陣の説明員さんに教えてもらった『魚あら』でランチを摂る。浜名湖を一望しながら食べる海鮮丼の味は最高で、たくさん汗を流したあとのビールも五臓六腑に染み渡った。

今回は約15.1km、4時間50分のウォーキング。晴れた初夏の街道を歩き、浜名湖を望む舞坂宿へ。歴史ある宿場町の魅力と海の幸を存分に味わうことができた。

舞坂宿-新居宿

  • 出発日:2026年6月10日(水)
  • 時 間:13時55分から15時28分(1時間33分)
  • 距 離:5.06km
  • 高 度:33m
  • 天 気:晴れ
  • 気 温:24度
  • 湿 度:64%

午後は舞坂宿から新居宿まで約5kmの短い距離を歩いた。気温24度、湿度64%の快晴の中、太陽に照らされた浜名湖の美しい景色を楽しみながら進んだ。

舞坂宿を出発し、雁木跡を巡り、弁天島へ。かつて今切の渡しで舟が行き交った浜名湖を橋で渡り、弁天神社や新弁天を通って新居宿を目指した。

最後に訪れた新居関所では、全国で唯一現存する関所の建物や、復元された立派な大御門と高札場を見学。今回は1時間33分、約5.06kmの短い行程だったが、初夏の浜名湖を満喫し、街道の歴史を深く感じる歩きとなった。

旧東海道踏破の旅 18日目

18日目は、新居宿を出発して、白須賀宿を経て二川宿までを歩いた。

ちなみに、この日は1958年製のズマロン2.8cm F5.6というレンズを初めて使用したので、よかったらバナーから68年前のレンズで撮った写真を見てもらいたい。

新居宿-白須賀宿

  • 出発日:2026年7月8日(水)
  • 時 間:8時36分から11時31分(2時間55分)
  • 距 離:9.10km
  • 高 度:135m
  • 天 気:曇り
  • 気 温:25度
  • 湿 度:75%

曇り空の下、新居宿から白須賀宿までを歩いた。梅雨の雨続きで約1か月ぶりの街道歩きとなったが、気温25度、湿度75%。夏の訪れを感じさせる蝉の鳴き声を聞きながら、新居関所を出発した。

旅籠紀伊國屋や本陣跡、新居の一里塚、棒鼻跡を巡り、浜名旧街道の松並木へ。緩やかな上り坂を進み、内宮神明神社や内藤家長屋門を経て、今回の難所・潮見坂に挑んだ。

途中で白須賀の一里塚まで引き返すハプニングもあり、最終的に約9.1km、2時間55分の行程となった。潮見坂から望む遠州灘も印象的で、白須賀宿の本陣・脇本陣跡まで歩き、宿場の歴史と夏の街道風景を楽しんだ。

白須賀宿-二川宿

  • 出発日:2026年7月8日(水)
  • 時 間:11時42分から14時31分(2時間49分)
  • 距 離:7.78km
  • 高 度:45m
  • 天 気:曇り
  • 気 温:27度
  • 湿 度:70%

続いては白須賀宿から二川宿までを歩いた。午前中に越えた潮見坂から一転、緩やかな下り坂を進みながら境川を渡り、ついに愛知県へ。半年以上かけて静岡県を自分の足で横断したことに、感慨深いものを感じる道中となった。

愛知県に入ってからは細谷の一里塚を訪ね、しばらく国道1号線を歩いた後、二川宿へ。東見附や一里塚、東駒屋などを巡り、古い民家や寺社が残る街並みに江戸時代の面影を感じた。

最後は旅籠清明屋と二川宿本陣へ。特に本陣は江戸末期の姿が忠実に復元されており、今回の旅の大きな見どころとなった。曇り、気温27度、湿度70%の中、約7.8km、2時間49分。静岡から愛知へ県境を越え、歴史ある二川宿まで歩いた充実した1日だった。

旧東海道踏破の旅 19日目

旧東海道踏破の旅の19日目は、盆休み初日の2026年8月9日。いつもは新幹線で現地入りするが、今回は猛暑を避けるため、車で静岡市の自宅を出発し、朝日に染まる浜名湖を眺めながら二川宿に到着。

今回は、ここ二川宿から吉田宿と御油宿を経て赤坂宿まで、14日目以来の3宿場歩きになる。

二川宿-吉田宿

  • 出発日:2026年8月9日(日)
  • 時 間:5時37分から7時52分(2時間15分)
  • 距 離:8.72km
  • 高 度:55m
  • 天 気:晴れ
  • 気 温:25度
  • 湿 度:86%

夜明け間もない5時37分に、まずは二川宿から吉田宿へ。気温25度、湿度86%の晴天。まだ涼しさの残る時間帯に歩き始めた。

火打坂を越え、クロマツ跡や飯村の一里塚跡を巡り、寿泉寺の三重塔や吉田藩ゆかりの不動院を訪ねる。その後、路面電車の走る豊橋市街へ入り、吉田宿の東惣門や曲尺手門跡、問屋場跡などを巡った。

最後は清須屋与右衛門本陣跡へ。城下町として栄えた吉田宿の面影を感じながら、約8.72km、2時間15分の旅を終えた。真夏の暑さを避けた早朝歩きは快適で、朝の街道風景も印象に残る道中となった。

吉田宿-御油宿

  • 出発日:2026年8月9日(日)
  • 時 間:7時54分から11時47分(3時間53分)
  • 距 離:12.66km
  • 高 度:75m
  • 天 気:曇り
  • 気 温:27度
  • 湿 度:75%

続いては、吉田宿から御油宿。

今回は出発が早かったため、2区間目の吉田宿でもまだ8時前。薄曇りで強い日差しが和らぐ中、気温27度、湿度75%。吉田宿の脇本陣や西惣門、湊神明社を巡り、豊橋を渡って豊川市へ入った。

下地の一里塚や創業300年以上のヤマサン、菟足神社、明光寺、伊奈村立場茶屋跡などを訪ねながら街道を西へ進む。途中では大社神社の縁日に遭遇し、賑やかな夏祭りの風景も楽しむことができた。

御油宿に近づくと、御油の一里塚、姫街道追分を経て、ようやく御油宿へ。若宮八幡社や本陣跡を巡り、約12.66km、3時間53分の長丁場を終えた。真夏ながら薄曇りに助けられ、吉田宿から御油宿まで無事に歩き切った。

御油宿-赤坂宿

  • 出発日:2026年8月9日(日)
  • 時 間:11時50分から12時19分(29分)
  • 距 離:1.61km
  • 高 度:15m
  • 天 気:曇り
  • 気 温:30度
  • 湿 度:62%

続いては3区間目の赤坂宿を目指すが、御油宿に着いてもまだ昼前。

二川宿から吉田宿、御油宿と20km以上を歩いた後だったが、赤坂宿まではわずかな距離ということで、最後の力を振り絞って出発。夏の日差しの中、気温30度、湿度62%と暑さの厳しい時間帯だった。

御油宿では旅籠大津屋跡を訪ね、飯盛女たちの悲しい歴史に触れる。その後、十王堂や御関札立掛場跡を経て、国の天然記念物に指定されている御油の松並木へ。約600mにわたって続く大きなクロマツが立ち並ぶ、旧東海道らしい印象的な道だった。

松並木を抜けると、あっという間に赤坂宿へ。関川神社の芭蕉句碑を眺め、赤坂宿本陣跡と高札場を訪ねて今回の旅を終了した。約1.61km、29分という短い行程だったが、御油宿と赤坂宿の歴史を感じる締めくくりとなった。

旧東海道踏破の旅 20日目

旧東海道踏破の旅の20日目は、前回の5日後の8月14日。盆休みののんびりとした雰囲気の中、赤坂宿から藤川宿を経て岡崎宿までを歩いた。

赤坂宿-藤川宿

  • 出発日:2026年8月14日(金)
  • 時 間:7時36分から11時24分(3時間48分)
  • 距 離:11.45km
  • 高 度:112m
  • 天 気:曇り
  • 気 温:25度
  • 湿 度:78%

まずは赤坂宿から藤川宿までを歩いた。古い木造建築が残る街道風景を楽しみながら、赤坂宿の尾崎屋や大橋屋、長沢の一里塚などを巡り、御油・赤坂からさらに西へ進んだ。

途中では、東海道沿いに残るむかしながらの商家や旅籠を眺め、藤川宿では米や、銭屋など歴史を感じさせる建物にも出会った。宿場町の面影が今も残る街並みを歩くことで、江戸時代の旅人が行き交った往時の雰囲気を味わうことができた。

夏の暑さが残る中での街道歩きとなったが、赤坂宿から藤川宿へと着実に西へ進み、旧東海道踏破の旅も愛知県内をさらに前進。古き良き木造建築を愛でながら歩く、歴史と街並みを楽しむ回となった。

藤川宿-岡崎宿

  • 出発日:2026年8月14日(金)
  • 時 間:11時42分から14時52分(3時間10分)
  • 距 離:8.58km
  • 高 度:91m
  • 天 気:曇り
  • 気 温:28度
  • 湿 度:60%

この日の午後は、藤川宿から岡崎宿までを歩いた。真夏の曇り空で気温28度、湿度60%。藤川宿の脇本陣や西棒鼻跡を巡り、藤川の一里塚を経て松並木へ。約90本の三河黒松が強い日差しを和らげ、暑い街道歩きの貴重な休息となった。

阿弥陀寺や薬師寺を訪ね、乙川を渡って大平の一里塚へ。国指定文化財の一里塚だったが、楽しみにしていた榎が根元から折れており、残念な対面となった。その後も旧東海道を進み、岡崎宿へ入った。

岡崎宿では冠木門から二十七曲りを辿り、根石原観音堂、円頓寺、東本陣跡、あわ雪茶屋などを巡り、西本陣跡で終了。約8.58km、3時間10分、汗びっしょりになりながら、家康ゆかりの岡崎宿まで歩き切った。

11日目に地元・静岡へたどり着いてから、旧東海道を西へ歩き続け、20日目には愛知県の岡崎宿までやって来た。春には満開の桜や新緑、初夏には浜名湖の青い水面、そして真夏の早朝には朝日に染まる街道と、季節の移り変わりを感じながら歩いた10日間だった。

この10日間だけでも、2kmにも満たない短い区間から17kmを超える長丁場、宇津ノ谷峠や小夜の中山峠、潮見坂といった山越え、大井川や浜名湖といった大きな水辺まで、実にさまざまな道を歩いた。車や新幹線では何度も通った場所も、自分の足で歩いてみると知らなかった歴史や風景が次々と見えてくる。

気がつけば日本橋から岡崎宿まで来た。京都・三条大橋まではまだ先が長いが、ここまで自分の足で歩いてきたことを思うと、ゴールが少しずつ現実味を帯びてきた。

愛知、三重、滋賀を抜け、京都・三条大橋を目指して、まだまだのんびり歩いていこうと思う。

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ライター紹介

静岡生まれ静岡育ち現在も静岡在住の50代、大福と申します。平日は会社に御奉公し、週末はライカを持って旧街道を歩いてます。

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