旧東海道踏破の旅では、一日中ライカM11を首からぶら下げて歩いており、比較的軽いといわれるライカM11でも結構首が痛くなる。斜め掛けにしたりしても、やっぱり一日フルだと翌日は肩凝りが酷いのだ。
ストラップを変えれば、その負担が軽減されるのかも。

私がいま使用するストラップはAcru(アクリュ)というブランドのもので、M型ライカに装着するためにデザインされたというモデルが気に入り、ライカM11を購入するずっと前、7〜8年ほど前に購入した。ただ、経年劣化でカピカピになり、細いこともあり、私の肩を容赦なく刺激する。
コイツが原因かもしれない。そんなことを思い、別のストラップを試してみることにした。
以前から気になっていたストラップがある。ARTISAN&ARTISTの丸唐組シルクコードストラップだ。
ストラップといえば革や合皮、ナイロン製が主流だが、このモデルは名前の通り絹素材、シルク製になる。さらに、形状は一般的な平らの断面ではなく、このモデルの断面は丸型。最近台頭してきたロープストラップだ。
京都の職人が伝統的な組紐の技法でシルクを編み上げており、適度な伸縮性がありながら、強度も問題がないとのこと。
そんなARTISAN&ARTIST丸唐組シルクコードストラップには、マップカメラが別注した、特別カラーが4色展開で存在する。M型ライカに装着するためには美しくなければならない(個人の考え)のだが、写真で見る限り、このマップカメラ別注品はどれもM型ライカに相応しい佇まいに感じる。
ただ、それは写真でのみ。実際に見てみてないと、本当のところはわからない。ということで、溜まっているマップカメラのポイントで、1本購入してみることに。




マップカメラ限定品は、従来からある京紫と、新たに加わった墨・檳榔子染・千歳緑の4種類。
日本では高貴な色とされる『京紫』はライカM11によく合いそうだし、飽きのこない濃いグレーの『墨』もいい。黒に限りなく近い深い紫色の『檳榔子染』は派手さはなく気品に溢れている。私のブログのテーマカラーに似た『千歳緑』も捨て難い。さて、どれにしようか。
悩んだ挙句、私は『檳榔子染』を購入することにした。
そして、ARTISAN&ARTIST丸唐組シルクコードストラップの檳榔子染が、我が家にやってきた。

箱は先日購入したNANIGASHI製品と同じようだが、素材はさらにしっかりとしていた。
箱は一番テンションが上がる開封時の演出にとても貢献しているが、この手の箱は数日でゴミ箱行きだから、そこまで金を掛けなくても・・・。

上蓋を開けると、紙のような布のような素材の袋に包まれて、

その中からストラップが現れた。
気になる色味は、とても深みのある、暗い場所では黒と見間違うほどの濃い紫色。

両端は本革製で、ARTISAN&ARTIST made in Japanの刻印がアクセントになりイイ感じ。
持ち上げてみると、軽っ!ある程度の重さを感じる革製と違い、負担にならない重量感だ。
そして柔らかいのもイイ。くねくね曲がり、断面が丸型で裏表の概念がないので、首からぶら下げるときも気にする必要がない。
引っ張ってみると・・・おっ!?『ギギッギギッ』と小さな音を立てて相当伸び縮みをするではないか!
無論、編み目は使うほどにしまっていくのだろうが、歩くたびダイレクトに首に負担をかけることはなさそうだ。

ライカM11に取り付けてみると、ドイツの歴史が詰まったカメラに日本の伝統の組紐技法と色味が融合し、一層気品高いカメラになったと思うが、どう??

金具がカメラにあたって傷をつけぬように、本革でしっかりとサポートしているところも嬉しい気遣いだ。
ということで、翌日、旧東海道歩き旅で使ってみることにした。

丸型なので、裏表を気にせずにそのまま首に掛けられるのはグッド。
そして長さも問題なし。実は今まで使っていたAcru製ストラップは120cmで、今回のARTISAN&ARTISTが97cmと23cmも短い。私は移動時に斜め掛けにして、撮影時に首掛けにするのだが、その変更時、腕を外す際も問題がなかったので安心した。
さらに、短いことで首掛けで移動してもカメラが左右に暴れにくいのが新たな発見だった。少々の移動ならば首掛けのままでも問題がなさそうだ。

そして97cmは、通称西田巻と呼ばれる、手首にガッチリと固定するハンドストラップとして使うにもちょうどよい長さ。柔らかいシルク製と相まって、この方法での撮影が増えそうだ。
ARTISAN&ARTIST製丸唐組シルクコードストラップは、見た目や使い勝手なと、最近購入したライカ関連のオプション品の中でも特に満足のいく物となった。
今後も長く使い、耐久性ややれ方について、機会があったらこのブログで報告したいと思う。

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