伝統的な美しいプロポーションが魅力のライカM11。私はこのカメラを購入して1年10ヶ月になるが、飽きるどころか日を追うごとに所有感が増し、防湿庫に入れることなく、ずっと私のデスクに置かれ眺めている。
ただし、一つだけ気になる箇所がある。レリーズボタンだ。
ケーブルレリーズを装着するために”めねじ”が切られているのだが、それが僅かに違和感を感じる。
ということで、そのめねじを埋めるためにソフトレリーズボタンを購入することにした。



まず、ライカ純正品を調べてみると9種類ほどラインナップされていたが、どれもポップなデザインで、クラシックなM型ライカに装着するとボタンだけが浮いて見えてしまいそう。
さらに値段は13,200円(税込)と、恐ろしく高価。相変わらずのブランド商法だが、今回ばかりはその手には乗らないぜ。
社外品でもいいので、もっとM型ライカに馴染むボタンはないかと探していると、NANIGASHIというブランドが目に止まった。



クラシックなライカボディに調和した素晴らしいデザインは、間違いなく純正以上。
素材は無垢の真鍮で、旋盤加工により削り出しで作製される。ライカ好きは真鍮こそ正義。めっちゃイイじゃん!
さらに一番左の黒染め塗装は、ライカ使いの憧れブラックペイント(グロッシーブラック)と同じく、使い込むほどに下地の真鍮が見えてくるらしい。わかってるねえ〜。

そして、こちらは職人が金槌で槌目を付けたモデル。これぞ私が求めていたソフトレリーズボタンだ!
で、お値段は純正品よりも6,000円以上安い7,150円(税込)ということで、即座にポチる。

そしてNANIGASHI製レリーズボタンが届いた。
暗緑にゴールドの文字が入る高級感あるケースから、レリーズボタンに期待が膨らむ。

上蓋を外すとペラと付属品があり、その下からボタンが現れた。

黒染めだが実際にはガンメタといった感じ。
手作業で不均等に入れられた槌目が独自の風合いを醸していて、その周りにはローレット加工がなされ、めちゃくちゃ高級感があるじゃないか。
それではライカM11に取り付けてみよう。

まずは結合部にOリングを取り付ける。リーズナブルなレリーズボタンはOリングが無く、使っているうちに緩んで知らぬ間に脱落してしまうと聞くが、これならば安心だ。

そして取り付けたらこんな感じに。わずかに違うトーンの黒が重なることで、我がライカM11がさらに高級感を増した。
この色味ならばシルバーボディにも合うだろうし、クラシカルな槌目柄はフィルムライカにもフィットしそうなので、今後購入するであろう私のM型ライカラインナップにもぜひ取り付けてみたいと思う。
いやー、良い買い物をしたぜ!

手書きのメッセージが添えられていて、これもまた嬉しい気遣いだ。
「使う度に表情が変わるので、その成長もお楽しみください」と書かれているので、早速350カットほど使ってみたのだが・・・

早くも大成長を遂げてしまったようだ・・・。
Oリングのおかげで緩みの不安がまったく無く、取り付けることによりソフトなタッチでシャッターを切ることができるのでブレの不安も無くなった。
ということで、これからのさらなる成長を楽しみにじっくりと使い込み、世界に一つだけのソフトレリーズボタンに仕上げていきたい。


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