ライカズマロンM28mm F5.6購入記②復刻赤ズマロン開封編

今回は2026年2月に購入したライカズマロンM28mm F5.6の開封編。

とはいえ、購入からすでに4ヶ月ほど使用しているので、今更あの時の新鮮な気持ちに戻れない。

ということで、もう一つのブログに書いた記事を再編集して掲載したいと思う。

それでは4ヶ月前にタイムスリップ!

私は江戸日本橋から京三条大橋を歩き通す旅をしているが、スナップ用としては所有の35mmでは画角が狭く、軽く小さい28mmレンズを探し、この復刻ズマロン28mmが最適だと思い購入に至った。

その復刻ズマロン28mmがマップカメラから届いたので、今回は開封をして、ファーストインプレッションを書いてみたいと思う。

こちらが届いた復刻ズマロン28mm。通常のライカ製品と違い、一時期のマクラーレンのF1マシンのような半ミラーの色味になっている。復刻系だけの特別な箱なのか。

数日前に届き、この日のために開封せずに待っていたが、ついに待ちに待った開封に胸が高鳴る。

箱を開けると、高級な眼鏡ケースが!

カメラレンズといえば、円柱のケースに入っているのが一般的だが、パンケーキレンズに近い形状のズマロン28mmだからか、到底レンズが入っているとは思えないケースに驚く。ライカのロゴもイイ感じだ。

そのケースの前にあるリボンをクルッと一回転してケースを丁寧に開けると、ビニールで梱包されたズマロン28mmがお出ましになられた。

実は私、新品でライカ製品を購入するのは初めて。ドイツヴェツラーの空気を感じながら、丁寧にビニールを開ける。

一見すると軽そうな小柄な鏡筒だが、真鍮製だけあり、持ってみるとズッシリとかなりの重みを感じる。

オリジナルは艶のあるポリッシュ仕上げだが、復刻版は艶がないサテン調仕上げ。個人的には艶ありの方がよりオールドレンズ感が出て良いと思うが、こちらの感じも悪くない。

そんな鈍く輝くシルバークロームの真鍮削り出し鏡筒には、細かく精巧なヘリコイドのローレット加工とGERMAYの文字が刻まれていて、これがなんとも美しい。このレンズは撮影だけでなく、眺めているだけでも楽しめる。

なるほど、あの高級なケースは、宝石箱同様に展示するためのアイテムなのだろう。

そしてこちらがフード。

ライカらしい角形の金属製フードだが、縁を見るとかなり薄い。そう、ライカ製品によくあるアルミ製ではなく、鏡筒と同様の真鍮製になって、とても近年発売されたレンズフードには見えない。

内側には反射防止の細かい溝が刻まれていて、オリジナル赤ズマロンを再現している。プラ素材に内側起毛の国産メーカーとは比べるのも憚られるほどの美しいフードだ。

ちなみにこのフード単体のお値段は・・・39,600円(税込2026年2月現在)! 美しさの代償か。

尚、オリジナル赤ズマロンのフードの中古相場は10万円以上!ライカって恐ろしい・・・。

それでは、ズマロン28mmをライカM11に装着してみる。

取り付けはかなり渋い。個体差なのか、それとも新品だからか(新品レンズを装着するのは初めて)、フォーカスレバーをロック状態にして、そこを持ってグッと力を入れて回したらカチッと音がして、無事装着できた。

デジタルライカが一気に時代を遡った!?

オールドレンズ(復刻だが)を装着してもまったく違和感がないのは、基本デザインが変わらないM型ライカならでは。

そしてコンパクトなのも良い。近年のレンズは描写と引き換えに鏡筒が太く長くなる傾向にあるが、その結果持ち出すのに躊躇してしまうが、この大きさならば気軽に持って行けそうだ。

そしてフードを装着すると、写真機と呼んでいた時代のようないにしえの佇まいに。2022年発売のカメラと2016年発売のレンズだ、と言っても信用してもらえなそう・・・。

シルバー鏡筒にはシルバークロームボディの方が合っているかも、と思っていたが、ブラックペイントボディにも違和感なく安心。ただ、オリジナルが発売されていたM3の時代はシルバーボディが主流なので、よりオールド感を演出したいならばシルバーボディに装着したいと個人的には思う。

フードの装着は、近代レンズのようなねじ込み式やバヨネット式ではなく、慎重に角度を合わせてフードを挿入し、フードサイドにあるネジで締め上げて固定する方式。

ちょっと面倒だが、この儀式が撮影欲を駆り立てる。

写真右のレバーがフォーカスレバーで、7時の方向にまで回すとカチッと音がしてフォーカスがロックされる。その引っ掛かりが写真の下の切り欠きになる。フォーカスロックはレバーの頭を押しながら回すことで解除される。

後日撮影に出かけたが、フォーカスロックが案外便利。広角なので、フォーカスロックをして絞りをF11に合わせれば、ほぼパンフォーカスになり、むちゃくちゃ速射性に優れていた。

ピントリングは開放F5.6なのに驚くほど可動域は広い。

少し気になったのが写真左の隙間。

ピントを近接側にすると、ご覧の通り隙間ができてしまうので、ここからホコリが侵入してしまいそう。

なので使わない時にはフォーカスロックにして隙間がない状態にしておいた方が良さそうだ。

フィルター径は希少な34mmだが、マルミやマップカメラで保護フィルターがラインナップされているようだ。

ただ、マルミ製はフードに干渉してしまいフード装着はできず、ズマロン28mm専用に開発されたマップカメラ製はブラック。何故鏡筒に合わせてシルバークロームにしなかったのか。

さらに保護フィルターを装着するとレンズキャップが装着できないそうだ。

なので少し不安だが保護フィルターはせずに運用することにした。みなさんはどうしているのか、もしよかったらコメントでご教授願いたい。

今回は届いたライカのズマロンM28mm F5.6を開封し、じっくりと見てみたが、ライカの復刻シリーズの第一弾レンズということで、そのチカラの入れようが随所からビンビンと伝わってきた。

これからも私の旧街道歩きの素晴らしき友として、長く愛用することになるだろう。

と、ここまでがズマロンM28mm F5.6のファーストインプレッション。

この記事を書いてから4ヶ月ほど経ったが、結びでも書いた通り、今では私の旧東海道歩きのパートナーとして大活躍をしてくれていて、今後も長いおつき合いになるだろう。

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